この記事でデリケートゾーンのニオイを改善するためには、まず「自分のデリケートゾーンがなぜ臭うのか?」原因を知ることが大切だってお話ししたわよね。
ニオイの原因によって対策方法も変わってくるんですよね?
原因に応じた対策方法をしていかないと、いつまでたってもニオイが改善されない・・・ということもあり得るのよ。
1日でも早くニオイをなんとかしたいです!
原因もわかったようだし、今回はニオイの対策&改善方法について徹底的に説明していくわね。
ニオイの原因の記事にジャンプします。
Contents
デリケートゾーンのニオイ対策&改善方法
まず、対策方法として大きく9つあります。
気になる項目から読み進めても構いませんが、「対策1~5」はどんな原因であろうとも、デリケートゾーンからニオイを発しないために、知っておきたい基本のお話しです。
そのため、対策1~5を最初に目を通して頂くことをおすすめします。
原因に対する対処法一覧
全ての原因に「対策1~5」は共通していますので、それ以外にプラスアルファで取り入れた方がよい対策はこちら。
原因 | 対策方法 |
雑菌の繁殖 | 対策8.陰毛ケアをする |
膣の自浄作用の低下 | |
洗いすぎ |
対策1~5 |
おりもの | 対策7.膣内ケアをする |
すそわきが | 対策6.デリケートゾーン専用のデオドランド商品を使用する |
性病・婦人病 | 対策9.性病検査 |
対策方法1.デリケートゾーンを洗うソープを見直す
デリケートゾーンが臭う全ての人
おそらく身体と同じボディーソープを使っている女性が多いと思うわ。でも、まずそこを見直した方が良いわね。
デリケートゾーンのニオイを改善するための基本は、汚れを溜めないように洗うこと。
しかし、汚れを落としたいからといって、普段使っているボディーソープは、デリケートゾーンに対して刺激が強い可能性があります。
デリケートゾーンには「善玉菌」「悪玉菌」が存在します。
まず大事なのは、ニオイを発する悪玉菌(雑菌)のエサとなる汚れを落とすこと。
- おりもの
- 尿
- 垢
- 経血
- 便
しかし、こういった汚れを落としたいからといって、身体と同じボディーソープを使うのはあまり良くありません。
その理由は2つあります。
- 必要な善玉菌まで洗い流してしまう恐れがある
- デリケートゾーンはまぶたよりも皮膚が薄く刺激を受けやすい
必要な善玉菌まで洗い流してしまう恐れがある
女性の膣内は「酸性」に保たれることで、デーテルライン桿菌(かんきん)という善玉菌が、膣内を守ってくれています。
そして、膣周りの肌(外陰部)はもう少し弱い「弱酸性」です。
しかし、一般的に売られているボディーソープや石鹸は「アルカリ性」のものがほとんど。
アルカリ性のボディーソープや石鹸は、汚れをしっかり落としてくれるものではありますが、弱酸性であるデリケートゾーンには少し刺激が強いものが多いのです。
洗浄力が強いことは、雑菌のエサとなる汚れをしっかり落としてくれる点に関しては、良いのですが、本来必要な善玉菌そのものを洗い流してしまう可能性があるのです。
デリケートゾーンは皮膚が薄く刺激を受けやすい
また、デリケートゾーンというのは、物質が肌や粘膜から入り込む「経皮吸収(けいひきゅうしゅう)」される確率が、身体の中で最も高い場所。
腕の肌から吸収される量を「1」とした場合、デリケートゾーンは「42倍」の吸収率だと言われています。
さらに、デリケートゾーンというのは、1日中ショーツで覆われていますし、ナプキンを使用したり、排泄後にトイレットペ-パーで拭いたり・・・
と常に刺激を受けている場所。
刺激を受けると肌のバリア機能が低下するため、経皮吸収率(けいひきゅうしゅう)は、さらに高いものであることが予想されます。
経皮吸収(けいひきゅうしゅう)が高いということは、刺激の強いソープに含まれる合成物質の一部が、肌から直接体内に取り込まれる可能性も高くなります。
そして、肌から吸収された化学物質は、外に出にくく、体内に蓄積されていってしまうのです。
こういったことからも、日常的にデリケートゾーンに使うソープは、必要な善玉菌を洗い流さず、肌に負担がかからない優しい成分で作られているものを選ぶ必要があるのです。
まとめると・・・
- 雑菌のエサとなる汚れを落としてくれる
- 万が一雑菌が現れても殺菌してくれる
- 肌を健康に保つ必要な善玉菌まで洗い流さないもの
- 肌に負担が少ない低刺激なもの
こういった、一見難しいような条件をクリアしているのが、デリケートゾーン専用のソープです。
一般的に売られているボディーソープや石鹸の中で、先ほどお伝えした条件を満たす物を見つけるのはなかなか難しいもの。
しかし、デリケートゾーン専用の石鹸は、敏感なデリケートゾーンの仕組みに合わせて作られています。
顔にも専用の洗顔フォームを使って洗うように、デリケートゾーンもデリケートゾーンの環境に合わせて作られた、専用のものを使うのが大切。
洗うものを変えるだけでも、ニオイ改善に繋がりますので、まずは一度試してみましょう。
→デリケートゾーンの臭いケア石鹸おすすめ3選!犬のションベン臭いと言われた私のリアルな口コミ

対策方法2.デリケートゾーンを正しく洗う
デリケートゾーンが臭う全ての人
ニオイを消したいからと言って、デリケートゾーンをゴシゴシと洗っていませんか?
ゴシゴシ洗いは、肌を痛めるだけでなく、黒ずみの原因にもなりますので、デリケートゾーンを強くこすって洗うのは絶対にNGです。
押さえるべきポイントは4つです。
- スポンジなどは使わずに、手を使う
- しっかりと泡立てる
- 膣内は洗わない
- 熱すぎず、ぬるま湯で洗う
まずは、デリケートゾーン専用ソープを泡立てます。
スポンジなどは摩擦の原因となりますので、顔と同じように手を使って洗っていきましょう。
泡を手にとったら、膣周り(外陰部)をなでるようにそっと洗います。
この時に爪を立てて洗うのは、皮膚が傷つきますので絶対にやめましょう。
指の腹を使ってそっと洗うイメージです。
そして、汚れが溜まりやすいのが、以下の3つの部分。
- 膣入り口のビラビラの部分(小陰唇)
- クリトリス
- ビラビラとクリトリスの間にある溝の部分
この部分は凹凸があり、複雑な構造をしているので、洗い残しが起きやすい場所です。
汚れが残らないように、意識して洗うようにしましょう。
また、ニオイが気になるからといって、膣内まで洗う必要はありません。
膣内まで洗ってしまうと、必要な菌まで洗い流してしまい、逆にニオイを強くする原因になります。
一通り、洗ったら熱すぎずないお湯(ぬるま湯)で泡をしっかりと落として下さい。
ここで泡が残ってしまうと、逆効果ですので泡が残らないようにすすぎましょう。
この時もシャワーを思いっきり当ててジャーっと一気に落とそうとせず、やさしくぬるま湯をそっとかけるようにして、泡を落としていきましょう。
デリケートゾーンは。まぶたよりも薄い皮膚で出来ていますので、そのことを考えるとゴシゴシ洗うことは逆にできないはず。
あくまでも「なでるように優しく扱う」ということを、心がけて洗うようにして下さいね。
また、毛穴に汚れが詰まっていたり、洗うだけでは落としきれない汚れもあります。
できるだけ湯船に使って、肌を柔らかくしてから洗う方が、汚れが落ちやすくなります。
正しいデリケートゾーンの洗い方は、こちらの記事で解説しています。

対策方法3.デリケートゾーンの保湿をする
デリケートゾーンが臭う全ての人
お風呂でしっかり洗っているけど、洗った後は特に何もしていないという方も、多いのではないでしょうか。
デリケートゾーンは、洗ったら終わりではありません。
大事なのは、乾燥しないように保湿をすること。
皮膚が薄く、保湿力が弱いので、お風呂上がりにはきちんと保湿をして、乾燥対策をすることはニオイ予防にも繋がります。
しかし、デリケートゾーンは非常に繊細な場所ですので、保湿ができれば何でもいいというわけではありません。
保湿におすすめの市販品についてこちらでまとめていますので、参考にしてみて下さい。

対策方法4.デリケートゾーンの通気性を良くする
デリケートゾーンが臭う全ての人
デリケートゾーンは、1日中ショーツで覆われているため、ただでさえムレやすい場所。
ムレて高温多湿になると、雑菌が繁殖しやすくなります。
そのためには、できるだけデリケートゾーンの通気性を良くすることが大切。
まず、できることは通気性の良いショーツに変えることです。
ショーツを選ぶ時、デザインや価格とのバランスで決めていませんか。
せっかく身につけるなら、かわいいものがいいですが、デリケートゾーンのことを考えると、素材もチェックするようにしましょう。
ポリエステルやアクリルといった化学繊維で作られているショーツではなく、「シルク」「綿」といった天然繊維で作られているものの方が、通気性が良くムレにくいのです。
肌触りも良いので、デリケートゾーンの摩擦も防ぐことができ、乾燥やかゆみも改善することができるでしょう。
また、いくら通気性のよいショーツに変えても、締め付けの強いボトムやガードルを履いていては、意味がありません。
通気性の良いショーツを履き、締め付けが強いボトムは控えて、できるだけムレない環境作りを意識するようにして下さい。
対策方法5.体内環境を良くする
デリケートゾーンが臭う全ての人
人間の腸内には「善玉菌」と「悪玉菌」が存在していることは、多くの人がご存知かと思います。
そして、腸内の「善玉菌」と「悪玉菌」は、膣内の「善玉菌」と「悪玉菌」に一定数比例しています。
膣内の善玉菌が減ると、膣の自浄作用が低下するので、デリケートゾーンやおりものの臭いにも影響してきます。
そのため、腸内環境を整えることは、膣内環境にとっても大事になってくるのです。
善玉菌を増やし、腸内環境を整えるためによく言われているのが「乳酸菌」を摂ること。
乳酸菌といえばヨーグルトのイメージが強く、健康や美容のために、積極的に食べているという方も多いのではないでしょうか。
もちろん、ヨーグルトでもOKなのですが、私たち日本人にとってヨーグルトよりも、おすすめなものがあります。
それは「和食」です。
私たち日本人が古くから食べている「味噌」「鰹節」「納豆」「漬物」といった発酵食品にも、善玉菌を増やす乳酸菌が含まれています。
日常的にこれらを摂取することで、腸内では善玉菌が増え、腸内環境が良くなるのです。
洋食中心の食生活の方は、こういった古くから伝わる日本食も、積極的に摂るようにしましょう。
対策方法6.デリケートゾーン専用のデオドランド商品を使う
すそわきがの人
デリケートゾーンの汚れを落とし、清潔に保つことで、ある程度ニオイは改善されていきます。
しかし、残念ながら体質的にそれだけでは、ニオイを消すことが出来ない方もいます。
それは「すそわきが」の可能性がある方です。
すそわきがは、ニオイの原因ともなる「アポクリン汗腺」の量が、主な原因であるとお伝えしましたね。(参考:原因5.すそわきが)
アポクリン汗腺は生まれながらに決まっているため、自力で量を減らすことはできません。
もしアポクリン汗腺そのものをなくしたい場合は、手術をして取り除くしかないのです。
そこで、手術を行わず、日常のケアとして取り入れやすいのが、アポクリン汗腺からの汗をブロックする、デオドランドクリームを使うことです。
しかし、女性のアソコは皮膚が薄く、非常にデリケートな場所。
そのため脇に使うものをデリケートゾーンに使うと、かぶれたり、炎症を起こしたりと、別のトラブルを引き起こすかもしれません。
デリケートゾーンにも使えて、おすすめなのはデオシークという、ニオイに特化したデオドランドケア用品です。
デオシークのクリームは、アポクリン汗腺から出る汗を抑え、なおなつ雑菌の繁殖を防ぎ、ニオイの原因を徹底的にブロックしてくれるものです。
デオシークは「体臭予防に効果がある」と厚生労働省に認可された医薬部外品であり、もし効果を感じられなければ「全額返金保証」がついています。
デオシークについて「本当に効果があるのかレビューを知りたい!」という方は、ニオイチェッカーを使って徹底的に検証した体験談がありますので、まずはこちら↓をご覧いただき検討してみてはいかがでしょうか。
対策方法7.膣内ケアをする
膣の自浄作用が低下している人
おりものが臭い・量が多い人
ニオイの原因として「膣の自浄作用の低下」があります。
女性の膣内は「デーテルライン桿菌(かんきん)」によって、雑菌の繁殖や細菌の侵入を防いでくれていますが、デーテルライン桿菌が減少すれば、自浄作用が低下しニオイの原因となります。
自浄作用が低下すると、悪い菌が膣内で増殖していきますので、それを外に出そうと、おりものの量が増えたり、おりもの自体が臭ったりする場合も・・・
こういった場合は、膣の自浄作用をサポートするジェルを使ってのケアもおすすめです。
デーテルライン桿菌と同じ、乳酸が配合されたジェルを直接膣内に入れることで、低下した自浄作用をサポートしてくれるケア用品です。
口に入れても大丈夫なほど、安心の成分で作られていますので、おりものやニオイが気になる方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
対策方法8.陰毛の処理をする
すそわきがの人
おりものが臭い・量が多いのが気になる人
あなたは陰毛処理をしていますか?
陰毛が多いと、尿や垢、おりものなどが陰毛に付着し、汚れが残りやすくなります。
特に生理の時は、陰毛に経血が付着し、それが酸化することで雑菌が繁殖し、ニオイがよりきつくなります。
また、陰毛が多いと、通気性を悪くしデリケートゾーンがムレやすくなります。
最近では脇や腕だけでなく、VIOライン(デリケートゾーン)の脱毛をする方も増えましたよね。
見た目だけでなく、衛生面の観点から考えても、陰毛の処理をすることは、汚れを溜まりにくくし、ムレを防ぐことができます。
汚れが溜まりにくくなり、ムレが少しでも解消されれば、ニオイ改善にも繋がるのです。
今では陰毛処理の方法として、色んな選択肢があります。
- サロンでの脱毛
- 専用シェーバーで陰毛を短くカット(自己処理)
- ブラジリアンワックス(サロンor自宅)
- 除毛クリームで処理をする(自宅)
自分でカミソリで剃ったり、ハサミで切ったりすると、肌を傷つけたり、チクチクしてかゆみが生じたりする可能性があるため、できるだけ専門サロンで処理をしてもらう方が安心です。
しかし、費用が高額になったり、サロンでアソコを見られるのが恥ずかしいという方は、まず自宅でできる専用の処理用品を使ってみることから始めてもよいでしょう。
自宅でできるケアとして、気軽に取り組みやすいのが、自宅での「ブラジリアン脱毛ワックス」での処理です。
最近では、自宅用でもサロン並みのクオリティの脱毛ワックスが販売されています。
しかし、脱毛ワックスであれば何でもかんでもいいわけではありません。
デリケートゾーンはとても繊細な場所でもあるため、デリケートゾーンにも使用できるお肌にとって優しいものを選ぶ必要があります。
おすすめなのは専門サロンでも使用されているAngelicaのブラジリアンワックスです。
楽天リアルタイムランキング1位獲得!人気のAngelica wax
食べられるほど安全な無添加ワックスであり、肌に触れる付属品も徹底した衛生管理がされています。
デリケートゾーンは、雑菌やばい菌などが侵入すると、ニオイやかゆみといったトラブルにつながりますので、肌に優しく、衛生管理がしっかりされているものを選ぶようにしましょう。
対策方法9.性病検査
おりものが臭い・量が多いのが気になる人
おりもの形状・色・ニオイなど、いつもとは違う異常が見られる人
対策方法とは少し違うかもしれませんが、デリケートゾーンから明らかに腐敗臭がする、おりものの量が増えたり、変色、形状がいつもとは違う・・・
という場合、もしかしたら性病や婦人病といった、病気が潜んでいる可能性があります。
放っておくと深刻な病気へと進行してしまう可能性もありますので、できるだけ早く婦人科や産婦人科に行くことをおすすめします。
しかし、「なかなか忙しくて行けない」「行くのには抵抗がある」「行くほどではない症状だけど気になっている」という方は、自宅でできる検査キッドもあります。
こういったものを使って、チェックしてみるのもいいかもしれません。
しかし病気だった場合、自然治癒は難しいですので、必ず専門機関で処置をしてもらうようにしてくださいね。
まとめ
ニオイに限らず、デリケートゾーンはだだでさえ不衛生になりやすい場所なので、まずは汚れを溜めないことが大切です。
そして、汚れを落としたら、乾燥しないように保湿をすること。
また、いくら外側だけをキレイにしても体内環境がボロボロだと、ニオイの改善にはなりません。
和食を中心としたバランスのいい食生活、規則正しい生活、ストレスを溜めないよう適度な運動をするといった、生活習慣はとても大切になってきます。
基本的なことをするだけでも、ニオイは改善されていきますので、まずは自分自身の生活習慣を見直し、それから原因に応じた、デリケートゾーンのニオイ対策を始めてみましょう。
[…] ・善玉菌や皮脂まで洗い流さないデリケートゾーン専用ソープを使う […]
[…] […]
[…] […]
[…] […]
[…] […]
[…] […]
[…] 通気性のよいショーツに変える […]